ペニスを勃起させ、その状態を維持することが困難あるいは不可能な状態であることを『勃起障害』(ED)といいます。
老化現象の一つでもありますが、生活環境や職場環境など様々な環境により強いストレスを受けこのような状態に陥る人が多いようです。
一般的に生真面目な方ほどその傾向が強いとされ、ストレスの多い現代社会においては増加の傾向にあるようです。特に、大都市に多い傾向が見られます。
外傷による勃起神経系の損傷、男性ホルモン分泌低下、海綿体(ペニス)への血流低下・不足、脊髄や脳の障害、薬の副作用などが多くの原因と考えられます。糖尿病や動脈硬化,うつ病,アルコール依存症などが原因となる代表的な病名です。
職場や家庭におけるストレス、過労、過去にSEXで失敗した経験や、パートナーの何気ない言葉により自信を喪失してしまったケース、パートナーへの気持ちや肉体的な不満、既婚者においては子作りに対するプレッシャーなど多くの原因が考えられます。これらは心因性によるもので、症状を訴える方の大半はこのタイプです。
勃起補助薬はほぼ確実に効果を得ることが出来るすばらしいお薬ですが、間違った使用をすると効果が得られないだけでなく、健康を害したり生命への危険性も生じる可能性のあるお薬です。
安全に、より効果的に使用するためにも医師の診断を必要とする処方薬ですので、海外からの個人輸入や医師の診断なしに使用することは避けてください。
ED治療薬の薬品名は規制により表示できなくなっています。当院で処方するED治療薬は製薬会社の正規品を取り扱っておりますのでご安心下さい。
世界初のED治療薬として1998年に米国で発売された医薬品で、ED治療を根本的にかえた革命的な薬といえます。
バイアグラは、狭心症治療薬開発中に陰茎勃起の効果が偶然にも発見され、勃起不全の薬剤としての開発が進められ、1998年1月にアメリカで発売が開始されました。
日本国においては、その1年後の1999年3月認可をへて、発売されるようになりました。
国内で認可されているのは25㎎と50mgの2種類で、100㎎は国内での認可はありません。
ファイザー製薬のED治療薬と効能・効果など薬理作用はほぼ同じですが、ファイザー製薬のED治療薬より血糖の影響を受けづらい特徴があります。用法用量使用上の注意等はファイザー製薬のED治療薬と同じです。
日本新薬のED治療薬は新薬です。バイエル薬品のED治療薬と効能・効果など薬理作用はほぼ同じですが、効能の持続時間が長いことがその大きな特徴です。血中濃度が半減するのに約18時間要するので、一般的な薬の効能時間は24時間~36時間程度となります。効果の持続時間が長いため、目的の時間より1~2時間程度早めに服用されるとよいでしょう。
※何らかの疾患をお持ちの方、日常服用されているお薬のある方はご相談下さい。
※包茎の方の場合、通常過敏症状なため、勃起が射精まで維持できないという方は少ないのですが、場合によっては、余分な包皮が原因で、刺激を逆に受けずらくなっている方がいらっしゃいます。このような場合勃起を持続する弊害となりうる場合もありますので、「包茎の基礎知識」や「包茎手術 包茎治療」のページもご覧下さい。