【治療内容】脂肪吸引法+乳腺切除法
【状態・診断】左側の胸部の乳腺肥大と皮下脂肪の増加が認めらる。
【治療方針】脂肪吸引法、及び乳腺切除法の組み合わせで手術を行う治療方針となりました。
治療の範囲をマーキング。
先に、左側わきの下とわき腹を数mm皮膚切開(青色線)して脂肪吸引を行います。次に、左乳輪の下半周を皮膚切開(黄色線)して乳腺をくり抜くように除去します。
手術前の状態。
手術終了直後の状態。
ドレーン(排液管)といってストロー状の管を患部に挿入し、内部に出血がたまることがないようにします。
ドレーンは手術の翌日に抜去します。
切除した乳腺です。
下の画像は手術1週間後の状態です。皮下出血したために皮膚色が赤紫色に変色しています。
下の画像は手術2週間後の状態です。手術直後と比較して範囲は狭まりましたが、まだ皮膚色が変色しています。
下の画像は手術から1ヶ月後の状態です。皮膚の変色がだいぶ治まってきました。
採取した乳腺の、精密検査結果は「女性化乳房」。「悪性腫瘍(乳がん)」ではないことが確認されました。